こんにちは、木工DIYが趣味のたまちゃんです。

竹灯篭を作ってみたいなぁ
たまちゃん、竹灯篭ってなぁに??


竹灯篭っていうのは、竹を細工して作った綺麗なライトのことだよ。
面白そう!私もお手伝いしたいなぁ!

ということで今回は竹灯篭を作ってみました。
初めて作ってみましたが意外と簡単だったので竹灯篭作りが気になってる方はこの記事を参考に是非DIYにチャレンジしてみてください!
それではやってみましょう!!
竹灯篭DIYの魅力と効果
竹灯篭とは?和の照明の基本知識
竹灯篭(竹あかり)は、日本の伝統的な照明の一つで、竹の持つ自然の美しさと光の柔らかさを組み合わせた和のインテリアです。
竹に模様の穴を開け、中に光源を入れることで、穴から漏れる光が幻想的な空間を演出します。
昔は本物のロウソクを使用していましたが、現代ではLEDライトを使うことで、火事の心配なく安全に楽しめるようになりました。
リラックス効果のある間接照明として、また和モダンなインテリアとして人気があります。
プロ級の雰囲気を演出する間接照明効果



実際に作った竹灯篭にLEDを入れてみると、このような美しい光の模様が壁や天井に映し出されます。
ぼんやりと広がる光には不思議と温かみがあり、心が落ち着く効果があります。
市販の間接照明は数千円~1万円ほどしますが、この竹灯篭なら材料費2,000円以下で作れるのがうれしいポイント。
それでいて、手作り感を感じさせない洗練された雰囲気が出せるのも魅力です。
SNSにアップすれば「どこで買ったの?」と聞かれること間違いなしですよ。
様々な部屋や空間での活用アイデア
竹灯篭は和室に合うイメージがありますが、実はフローリングの洋室や、以下のような様々な場所で活躍します。
- リビング:テレビを消した後のくつろぎタイムに
- 寝室:就寝前の読書や安眠をサポートする優しい灯りに
- 玄関:来客時に和のおもてなし空間を演出
- バルコニー・庭:夏の夜に風情ある屋外照明として
- キャンプ:自然の中でより一層映える雰囲気に
慣れてくれば置く場所に合わせてデザインやサイズも変えられるので、お部屋のコーディネートが一層楽しくなりますよ。
必要な材料と道具一覧
竹の選び方と入手方法【コスパ最強の購入先】
竹灯篭のDIYに何よりも重要なのは、良質な竹の確保です。
私の住んでいる地域では竹害が問題となっており、竹の処理に困っていたタイミングでこのDIYを知ったので地元の竹を使いました。
しかし、多くの方はホームセンターやECショップで購入するのが便利でしょう。
✅竹の選び方のポイント
- 直径8~10cmの太さのものが作業しやすい
- まっすぐで節の少ないものを選ぶ
- 乾燥・防虫処理済みのものだと後々の手入れが楽
市販の竹のメリットは、すでに乾燥処理されているため割れにくく、虫が出にくいこと。
また、均一の太さで真っ直ぐなものが選べるので、初心者の方は特にこちらがおすすめです。
実際に山に入って切り倒して持ち帰る労力を考えると、この価格は圧倒的コスパと言えますね。
必須道具:竹用ドリルの魅力【他のDIYにも活用できる】
竹灯篭を作る際に最も重要なのが、穴あけに使用するドリルです。
綺麗な竹灯篭を作るには竹に美しい穴を開けることが必須条件。
今回使用したのはスターエムの竹用ドリル。
これが本当に素晴らしい!一般的な木工ドリルと比べ物にならないほど綺麗に穴が開けられます。

買ってもあまり使わないなら勿体無いわ


そうだよね。
でもね、この竹用ドリルは竹だけじゃないんだよ
この竹用ドリルの魅力は、名前に「竹用」とついていますが、実は多目的に使えることです。
- 通常の木材に対しても驚くほど綺麗な穴が開く
- 塩ビ管やアクリル、硬質ゴムにも対応可能
- 曲面でもバリが出にくい設計
つまり、竹灯篭だけでなく、今後の木工DIYプロジェクト全般で仕上がりのクオリティを格段に上げてくれる優れものというわけです。
初期投資は少し高めに感じるかもしれませんが(8mmサイズで1,000円程度)、この1本で様々なDIYプロジェクトの仕上がりが劇的に向上します。
竹灯篭作りには4mmから12mmくらいまでをよく使いますが、8mmサイズを1本持っているだけでもかなり重宝します。
あると便利なオプション道具
竹灯篭DIYに必要な基本的な道具はこれだけです。
1.のこぎり:竹を適切な長さにカットするために使います。
「竹用のこぎり」という専用品がありますが、普通ののこぎりで十分です。
私のオススメは切れ味抜群の日本製のこぎりSUIZANです。

のこぎりSUIZANについて詳しく知りたい方はこちら
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【木工DIY】最高の切れ味と使いやすさ!日本製のこぎり彗斬SUIZANレビュー
日本製のこぎりSUIZANを購入し使ってみました。木材の切断作業が楽しくなる程の切れ味です。
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2.インパクトドライバーorドリルドライバー:穴あけ作業の効率を上げるために必須です。
竹は硬いので、できれば18V以上のパワーがあるものが作業しやすいです。

3.デザイン紙:穴のパターンを決めるためのテンプレートです。
スターエムのホームページから無料ダウンロードできます。

デザインが無料ダウンロードできるのは嬉しいわね!

4.マスキングテープ:デザイン紙を竹に固定するのに使用します。剥がしやすいマスキングテープがおすすめです。
5. バーナー:竹の油抜き作業に使います。100均のミニバーナーでも十分です。
竹灯篭の作り方【ステップバイステップ解説】
STEP1:竹の準備とカット方法
まずは竹を適切な長さにカットします。初めての方には30~40cm程度がおすすめです。
あまり長すぎると作業が大変になります。
竹をカットする際のポイント:
- 節の位置を考慮してカットしましょう(底になる部分には節があった方が安定します)
- のこぎりはゆっくり丁寧に動かし、割れないように注意
- カット面はやすりなどで軽く整えておくと安全
市販の竹を購入した場合は、すでに適切な長さにカットされていることが多いので、この工程は省略できるかもしれません。
STEP2:デザイン選びとパターン貼り付け
次にデザイン紙を竹に貼り付けます。スターエムのホームページからダウンロードできるデザインテンプレートを印刷して使用します。

✅貼り付けのコツ
- マスキングテープで端だけを留めるのではなく、透明テープでデザイン紙全体を覆うように貼るとズレにくい
- デザイン紙の端と端がぴったり合うように貼ると、全体的なデザインが美しくなる
- 竹の上下に余白を残して中央部分にデザインを配置すると見栄えがよい
デザインには、各穴のサイズ(何mmのドリルを使うか)が記載されているので、それに従って作業すると失敗がありません。
主に4mm~12mmのドリルを使用します。
STEP3:穴あけ作業のコツと注意点
いよいよ竹用ドリルで穴を開けていきます。これが竹灯篭作りの核心部分です。
✅穴あけ作業のポイント
- ドリルは垂直に当てるようにする
- 最初は弱めの力で、穴が開き始めたら少し強めに
- 竹を回転させながら作業すると、腕や手首への負担が少ない
- 小さな穴から始めて、大きな穴へと進むと作業しやすい


穴あけ作業は根気のいる作業ですが、スターエムの竹用ドリルを使えば驚くほど綺麗な穴が開きます。
この時間は、良い道具の切れ味を実感できる至福のひとときです。
穴を開け終わったら、デザイン紙を丁寧に剥がします。
この時点で中にライトを入れると、すでに美しい光のパターンが現れますが、次の仕上げ工程でさらに見栄えがよくなります。


STEP4:炙り加工で見た目も耐久性もアップ
穴あけが終わったら、竹の表面を炙って油を抜く工程に進みます。これは見た目の美しさだけでなく耐久性を高める重要な工程です。
✅油抜きの効果
- 表面に光沢感が出て高級感が増す
- 経年変化で白くなった時の色合いが美しくなる
- 虫がつきにくくなる
- 竹自体が丈夫になる
✅油抜きの方法
- バーナーで竹の表面を軽く炙る
- 白い気泡(竹の油)が浮いてくるのを確認
- 布で拭き取る
- 全体に均等に繰り返す
多少表面が焦げても、それが味わいとなって良い雰囲気を出します。
時間が経つと竹全体が白っぽくなり、焦げた部分との間に自然なグラデーションが生まれます。



完成品の使い方とインテリアアイデア
おすすめのLEDライト【明るさと色味の選び方】
竹灯篭の中に入れるライトは、全体の雰囲気を左右する重要なポイントです。
以下のタイプがおすすめです。
✅ティーライト型LEDキャンドル
- サイズが小さく竹筒内に収まりやすい
- 電池式で配線が不要
- リモコン付きのものならオン/オフや明るさ調整が便利
- 揺らめき機能付きのものは本物のキャンドルのような雰囲気に
特におすすめなのがリモコン付きLEDティーライト。
タイマー機能付きなら消し忘れの心配もなく、就寝前のリラックスタイムに最適です。
明るさや色温度も調節できるものを選ぶと、気分や場面に合わせて変えられます。
部屋別・設置場所のアイデア集
竹灯篭は様々な場所で活躍します。
部屋別の設置アイデアをご紹介します。
✅リビング
- テレビボードの脇に置いて、くつろぎタイムの間接照明に
- 観葉植物の近くに置いて、ナチュラルコーナーを演出
- 本棚の一角に置いて、読書スペースの雰囲気作りに
✅寝室
- ベッドサイドに置いて、就寝前のリラックス照明に
- ドレッサー周辺に置いて、落ち着いた雰囲気を出す
- クローゼットの上に置いて、間接照明として活用
✅和室・和風コーナー
- 床の間や棚の上に置いて、和の雰囲気を強調
- 障子の近くに置くと、影絵のような美しい光のパターンが楽しめる
✅廊下・階段
- 夜間のトイレへの通路を優しく照らす足元灯に
- 階段の踊り場に置いて、安全と雰囲気を両立
✅屋外空間
- ウッドデッキやベランダに置いて、夏の夜のくつろぎ空間に
- 玄関ポーチに置いて、帰宅時の温かみのある迎えの灯りに
季節やイベントに合わせた飾り方
竹灯篭は季節やイベントに合わせてアレンジすることで、1年を通して楽しめます。
✅春(桜の季節)
- 淡いピンク色のLEDで桜の雰囲気を演出
- 小さな桜のモチーフを竹灯篭の周りに飾る
✅夏(涼を感じる演出)
- 青白い光のLEDで涼やかな雰囲気に
- 竹灯篭の近くに風鈴を吊るして涼感アップ
✅秋(紅葉シーズン)
- オレンジや赤色のLEDで秋の雰囲気を表現
- 周囲に落ち葉や栗などの秋の素材を飾る
✅冬(クリスマス・お正月)
- 暖かみのあるゴールドのLEDで冬の温もりを
- クリスマスシーズンには赤と緑のミニオーナメントを添えて
✅特別なイベント
- ホームパーティーの受付テーブルに置いて、おもてなしの雰囲気を演出
- 誕生日や記念日のディナーテーブルの中央に置いて、特別感を演出
よくある質問と解決策
竹が割れてしまう原因と対策
竹灯篭を作っていると、時に竹が割れてしまうことがあります。これを防ぐための対策をご紹介します。
✅割れる主な原因
- 竹が十分に乾燥していない
- 穴あけ時に強い力をかけすぎている
- 穴と穴の間隔が近すぎる
✅対策
- 市販の乾燥処理済みの竹を使用する
- 竹用ドリルを使い、穴あけは慎重に行う
- デザイン時に穴同士の間隔を最低5mm以上空ける
- 穴あけ前に竹全体を軽く温めておくと割れにくくなる
もし小さな割れが生じた場合は、木工用ボンドを塗って補修することも可能です。
大きく割れてしまった場合は、その部分をカットして短い竹灯篭として再利用しましょう。
長持ちさせるためのメンテナンス方法
竹灯篭を長く美しく保つためのメンテナンス方法をご紹介します。
✅定期的なケア
- 2~3ヶ月に一度、柔らかい布で表面のほこりを拭き取る
- 半年に一度、薄めた木工用オイルを塗り、乾燥させる
- 湿気の多い場所を避け、風通しの良い場所に保管する
✅変色対策
- 直射日光の当たる場所での使用は避ける
- 変色が気になる場合は、年に一度炙り直しをして風合いを復活させる
適切にケアすれば、竹灯篭は3~5年以上美しい状態を保ちます。
経年変化による風合いの変化も、味わいとして楽しむことができますよ。
初心者が陥りやすいミスと回避法
よくあるミス1:穴の配置が不規則になる
- 対策:デザイン紙をしっかり固定し、穴あけの前にマーキングを確認
よくあるミス2:穴の縁がギザギザになる
- 対策:良質な竹用ドリルを使い、適切な速度でドリルを回転させる
よくあるミス3:炙りすぎて焦がしてしまう
- 対策:弱い火力で少しずつ炙り、こまめに拭き取る
よくあるミス4:ライトの明るさや色味が合わない
- 対策:調光機能付きのLEDを選び、穴の大きさや数に合わせて調整
これらのポイントに注意すれば、初めての方でも美しい竹灯篭を作ることができます。
失敗しても、次回のDIYに活かせる経験と考えて、楽しみながら挑戦してみてください。
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