こんにちは、たまちゃんです。
チョビ髭たまちゃんブログを見に来て頂いてありがとうございます。
目次
2段ベッドをDIYする前に
子供たちからの熱烈オファー。
2段ベッド。
決心して作りました。
DIY初心者でも作れます。

作ってから1年が経ちましたが何の問題もありません。
家族4人で毎日寝ています。
専門的なことはわかりませんが強度だけは気を付けました。
※もし、この記事を参考に2段ベッドを作る場合は一切の責任は負いません。自己責任でお願いします。

- 2段ベッドって自分で作れるの?
- 強度は大丈夫?
こんな疑問を持っている方に向けて書きます。
DIYで2段ベッドを作るのに何が必要?
作る前に準備するものはこちら。
- 設計図(手書きで十分)
- 主な材料は『木材』と『コーススレッド(ネジ)』
- 道具はインパクトドライバー(ドリルドライバー)
設計図(手書きで十分)
設計図と言われると難しいものを想像しますが、簡単なもので大丈夫です。
設計図を書く目的は、必要な木材の長さと数量を明確にする為です。
この時の2つの重要ポイントは
- パーツに分けて考える
- 強度のある設計にする
ということです。
私が書いた設計図


2つのベッド(同サイズ)と四隅の柱部分。
この様にパーツに分けて書き出すとシンプル構造なのがよく分かります。
こうする事で作りたい2段ベッドに必要な木材のサイズと本数が割り出せます。
今回用意した木材
ベッド2つ分
- 2000×4本
- 1000×4本
- 1924×2本
- 1076×36本
柱4本分
- 1700×4本
- 900×4本
- 200×4本
※長さの単位は全てミリ
※全てツーバイフォー材
『強度設計』
どの部分の強度が必要なのか
それはベッドの重さに耐えられる設計になっているかどうか。
今回2段ベッドを作るに当たって色々調べました。
過去には2段ベッドによる事故がたくさん起こっています。
それだけは絶対にあってはなりません。
今回採用した方法がこちら。

ベッドを下から持ち上げる様に足を設置。
横方向からの固定だけでは心配です。
縦方向にかかる重さを直接受け止める様に木材を設置しました。
これであれば下にかかる重さには十分対応できます。
【2段ベッド】主な材料は木材とコーススレッド(ネジ)
必要な木材の長さと本数が割り出せたら、ホームセンターにGO!
今回、必要な材料は『木材』と『コーススレッド』だけ。
コーススレッドとは、要はネジです。
※今回2段ベッド制作にあたりダボやボンドも使用していますが、無くても支障ありません。
【2段ベッド】DIY主な材料:木材
ホームセンターで買ってきた木材がこちら。

なかなかの量です。
一部屋完全に潰されました。
部屋が狭いからベッドを作ろうと思ったのに、このままでは明日からどうやって過ごしていけば良いんだ。
早くカタチにしなければ・・・と不安に駆られた瞬間でした。
今回私がベッドを作るのに選んだ木材は2×4(ツーバイフォー)材です。
理由は、強度があり比較的安いからです。
人が乗るのもなので強度は第一に考えました。
そして大量の木材が必要になるのでコスト面を考えても頼りになります。
2×4材に代表される「2×材(ツーバイ材)」とは、2×4工法に使われる木材のことです。
日本で古くからある工法は柱や梁などの「線」で建物を支えますが、アメリカの2×4工法では壁や床などの「面」で建物を支えます。「面」をかたち作る枠組みに2×4材が多く使われています。
2×材(ツーバイ材)の基礎知識|コメリ
私はよくコーナンさんにお世話になっています。
こんな感じで売られているものから自分で好きな木材を選びます。



最近はウッドショックの影響で在庫不安定の様です。
価格は以前と比べてやや高め?ですが、それでもこれくらいの金額で購入できるのは嬉しいですよね。
店頭で購入した木材は、お店でカットしてくれるサービスもありとても助かります。

こうやって木材をカットしてくれるのですが、硬い木材がスパっと切れて行く様子はいつまでも見れてしまいます。
【2段ベッドDIY】主な材料:コーススレッド
木材と合わせて買ってきたのが、こちらのコーススレッド(ねじ)です。

約500本入って500円位です。
とてもリーズナブル。
コーススレッドの特徴
強力な締結力を特徴とする木工用の木ネジ(ビス)の一種です。コーススレッドは一般的なネジとは異なり、尖った先端と、深くて幅広のネジ山を持ち、木材などの材質に自ら食い込みながら打ち込まれます。
コーススレッドは、スリムビスなどの一般的なビスとよく似たネジです。両者は共に尖った先端とネジ山を持つビスですが、コーススレッドはネジ山の深さが最大の特徴となっています。 コーススレッドのほうがより粗く深いネジ山を持っており、このネジ山が打込みたい木材の肉をしっかりと捕まえ、すばやく強固に締結することが可能です。釘などに比べて引っ張る力に強く、またねじのように下穴なくても木材に直接打込むことができます。インパクトドライバーなどで木材に打ち込んで締結するのによいでしょう。
モノタロウHPより
【2段ベッドDIY】 必要なのはインパクトドライバー
当時私が使っていたインパクトドライバーがこちら。

ドリルドライバーでも不可能ではないですが、これだけの量の木材にコーススレッドを打ち込むとなるとやはり大変です。
またこの時は、作業しているうちにパワー不足に陥ることがないように100V(充電式ではなくコード式)を使用していました。
2段ベッドを作るのに必要なモノはこれだけです。
もちろん、あった方が便利な道具は他にもありますし実際に私も使いました。
ただ使わなくても2段ベッドは作ることができます。
2段ベッドを作るのに必要なアイテムは
木材とコーススレッドとインパクトドライバーだけ。
2段ベッドDIYスタート
さぁ、材料が揃ったらいよいよ2段ベッドを作っていきます。
①ベッド部分を作っていきます。
完成したベッドがこちら。

これを2つ作ります!
作業の流れはこんな感じで進めていきました。


※図の縮尺はあくまでもイメージですので、ご理解ください。
大枠の四角い部分ができたら中央に補強の為の2×4材を1本取り付けました。
これがあるのと無いのでは重さを受け止める力が全然違います。
四角い大枠ができたら次は、その上にすのこ状に2×4を並べていきます。
②四隅の柱部分を作る。
手順はこんな感じです。



【2段ベッドDIY】支柱による強度対策
1段目のベッドを載せた支柱の写真がこちらです。
この足で重さを受け止める事が出来ます
1段目を無事柱に固定した画像がこちらです。

2段目に取り掛かります。
四隅の柱に足を固定してく訳ですが、一段目のベッドを取り付けたことによって柱4本がベッドに固定されているので作業は結構簡単です。
この時の足の高さは900ミリに設定しました。
900ミリにした理由は幾つかありますが、1番の理由はベッドに座った時に頭がぶつからない高さにしたかったからです。
ここまでの出来栄えはなかなかのものではないでしょうか。

今のところおかしな隙間もなくそれぞれのパーツはしっかりと密着している様です。
木材と木材の間に隙間が出てしまうとぐらつきの原因になってしまうので作業する時も何回も確認して固定していました。
組んだばっかりのベッドに子供と一緒に登ってみました。

まだハシゴもないので文字通りよじ登ることになりましたが、登ってみると結構高くて子供は少し怖がっていました。
そんな子供もすぐに慣れてきてはしゃいで遊んでいましたが、上のベッドに乗って体を動かしてもベッド全体はどしっと構えていてくれて安定しています。
これだったらベッド崩壊の危険も無く安心して寝られるんじゃないでしょうか。
【2段ベッドDIY】ハシゴと柵
2×4材を繋ぎ合わせた階段状のハシゴ

初めはシンプルなハシゴをベッドに固定しようと思っていましたが、垂直に伸びているハシゴを登るのは意外と大変で小さい子供がひっくり返りそうになりました。
なので階段状にして上りやすくしました。
こうすることでハシゴも独立することができるので好きな位置に移動することができます。
これが結構便利で、部屋の中でベッドの位置を変えたい時にハシゴの場所が固定されているとベッドの向きにも限定されてしまいます。
ハシゴの位置を気にすることなくベッドの向きを変えれられるので部屋の模様替えの時に好きな向きに移動できます。
必要最低限の柵
最後に、寝ている間に落ちない様に策を取り付けました。
上のベッドから落ちてしまったら大変なのでまずは上だけ。それも必要最低限な場所のみ。
ひとまず完成ということにしたいと思います!

なお、2段ベッドはその後拡張されました。
状況の変化にあわせて進化したベッドは「 すのこベッドの作り方【2段ベッドをカスタム】 」の記事をどうぞ。
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すのこベッドの作り方【2段ベッドをカスタム】
以前2段ベッドをDIYしました。快適に使っていましたが子どもたちが成長してベッドが狭くなってきました。そこで3段目となる「すのこベッド」を作りました。
「2段ベッド」や「すのこベッド」のDIYに挑戦したい方は是非読んでください。続きを見る
2段ベッドのDIYに、あったら便利なアイテム
- コーナークランプ
- 木ダボとダボ用ノコギリ
- 竹用ドリル
- サンダー
これらのアイテムがあれば
2段ベッドDIYに関わらず、木工DIY全般がより楽しくなるのは間違いありません。
よければ参考にしてみてください。
コーナークランプ
木材を直角に接合するのは結構難しいです。
片手で木材を抑えながら、もう一方の片手でインパクトドライバーを操作するのは慣れていないと大変です。
そこで活躍するのがコーナークランプ。
しっかりと90度に固定してくれるのでインパクトドライバーの操作に集中できます。
木ダボとダボ用ノコギリ
コーススレッドのネジ頭が剥き出しのベッドはやはり気になるので隠したい所です。
コーススレッドを打ち込む場所にあらかじめ穴を開けておき、コーススレッドを打った上に木を埋めてネジ頭を隠します。
そうすることで見た目にも、安全面にも安心です。
竹用ドリル
木ダボを埋める穴を開けるドリルです。
とにかく綺麗に穴を開けることができるので竹用ドリルは本当におすすめです。
実はこのベッドを作る時はDIYを始めたばかりで竹用ドリルの存在を知りませんでした。
今、竹用ドリル無しでは木工DIYはあり得ないと思うほど重宝しています。
竹用ドリルを使って竹灯篭を作りました。
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お手軽DIY!とっても簡単な竹灯篭(竹あかり)の作り方
こんにちは、たまちゃんです。今回は竹を使ってとってもおしゃれなライト「竹灯篭」を作ってみました。作るのに難しそうにも見える竹灯篭ですが、実際にやってみると意外に簡単だったので記事にしてみました。みなさまもオリジナル竹灯篭作ってみませんか?
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サンダー
木材の表面を整えてくれます。
チクチクザラザラのベッドの上には寝たくありません。
サンダーで表面をツルツルサラサラにした方が気分もいいし、安全です。
小さいおもちゃ作りのDIYにチャレンジしたい方は「 誰でも作れる木製おもちゃ【赤ちゃんが喜ぶクルマ】 」の記事をどうぞ。
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誰でも作れる木製おもちゃ【赤ちゃんが喜ぶクルマ】
赤ちゃんが喜ぶ木製おもちゃ「車」の作り方を記事にしました。木工未経験者の方でも楽しみながらできる内容となっています。ぜひ読んでくでさい。
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コードレスドリルドライバを検討している方は「 はじめてのドリルドライバー購入で【失敗】したくないならコレがいい! 」 の記事をどうぞ。
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はじめてのドリルドライバー購入で【失敗】したくないならコレがいい!
DIYを始めたらまず揃えたいアイテムがドリルドライバー。買ってみたいけどどれを買えばいいかわからない・・・そう思われている方は是非参考にして下さい。
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薪割りやってみませんか?先日はじめて薪割り(薪つくり)をやってみました。薪割りと言えば、斧でやるというイメージだったのですが実際やってみると斧で割るのはとても難しい。斧より簡単で、綺麗に割ることができる方法を紹介しています。
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