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DIYで2段ベッドを作る方法【初心者でもできる】

2021年9月16日

2段ベッドDIYのアイキャッチ画像です

こんにちは、たまちゃんです。

チョビ髭たまちゃんブログを見に来て頂いてありがとうございます。

2段ベッドをDIYする前に

子供たちからの熱烈オファー。

2段ベッド。

決心して作りました。

DIY初心者でも作れます。

DIYで作った2段ベッドの完成図

作ってから1年が経ちましたが何の問題もありません。

家族4人で毎日寝ています。

専門的なことはわかりませんが強度だけは気を付けました。

※もし、この記事を参考に2段ベッドを作る場合は一切の責任は負いません。自己責任でお願いします。

2段ベッドって作れるの?の画像
2段ベッドって作れるのかな?
  • 2段ベッドって自分で作れるの?
  • 強度は大丈夫?

こんな疑問を持っている方に向けて書きます。

DIYで2段ベッドを作るのに何が必要?

作る前に準備するものはこちら。

  • 設計図(手書きで十分)
  • 主な材料は『木材』と『コーススレッド(ネジ)』
  • 道具はインパクトドライバー(ドリルドライバー)

設計図(手書きで十分)

設計図と言われると難しいものを想像しますが、簡単なもので大丈夫です。

設計図を書く目的は、必要な木材の長さと数量を明確にする為です。

この時の2つの重要ポイントは

  • パーツに分けて考える
  • 強度のある設計にする

ということです。

私が書いた設計図

2段ベッドの設計図
ベッド部分の設計図
2段ベッドの設計図
柱部分の設計図

2つのベッド(同サイズ)と四隅の柱部分。

この様にパーツに分けて書き出すとシンプル構造なのがよく分かります。

こうする事で作りたい2段ベッドに必要な木材のサイズと本数が割り出せます。

今回用意した木材

ベッド2つ分

  • 2000×4本
  • 1000×4本
  • 1924×2本
  • 1076×36本

柱4本分

  • 1700×4本
  • 900×4本
  • 200×4本

※長さの単位は全てミリ

※全てツーバイフォー材

『強度設計』

どの部分の強度が必要なのか

それはベッドの重さに耐えられる設計になっているかどうか。

今回2段ベッドを作るに当たって色々調べました。

過去には2段ベッドによる事故がたくさん起こっています。

それだけは絶対にあってはなりません。

今回採用した方法がこちら。

2段ベッドの強度を保つ方法を写した画像

ベッドを下から持ち上げる様に足を設置。

横方向からの固定だけでは心配です。

縦方向にかかる重さを直接受け止める様に木材を設置しました。

これであれば下にかかる重さには十分対応できます。

【2段ベッド】主な材料は木材とコーススレッド(ネジ)

必要な木材の長さと本数が割り出せたら、ホームセンターにGO!

今回、必要な材料は『木材』と『コーススレッド』だけ。

コーススレッドとは、要はネジです。

※今回2段ベッド制作にあたりダボやボンドも使用していますが、無くても支障ありません。

【2段ベッド】DIY主な材料:木材

ホームセンターで買ってきた木材がこちら。

2段ベッドを作る為に購入した木材

なかなかの量です。

一部屋完全に潰されました。

部屋が狭いからベッドを作ろうと思ったのに、このままでは明日からどうやって過ごしていけば良いんだ。

早くカタチにしなければ・・・と不安に駆られた瞬間でした。

今回私がベッドを作るのに選んだ木材は2×4(ツーバイフォー)材です。

理由は、強度があり比較的安いからです。

人が乗るのもなので強度は第一に考えました。

そして大量の木材が必要になるのでコスト面を考えても頼りになります。

2×4材に代表される「2×材(ツーバイ材)」とは、2×4工法に使われる木材のことです。

日本で古くからある工法は柱や梁などの「線」で建物を支えますが、アメリカの2×4工法では壁や床などの「面」で建物を支えます。「面」をかたち作る枠組みに2×4材が多く使われています。

2×材(ツーバイ材)の基礎知識|コメリ

私はよくコーナンさんにお世話になっています。

こんな感じで売られているものから自分で好きな木材を選びます。

ツーバイフォー材の参考価格
2021年10月頃の価格
ツーバイフォー材の参考価格
2021年10月頃の価格
ツーバイフォー材の参考価格
2021年12月頃の価格

最近はウッドショックの影響で在庫不安定の様です。

価格は以前と比べてやや高め?ですが、それでもこれくらいの金額で購入できるのは嬉しいですよね。

店頭で購入した木材は、お店でカットしてくれるサービスもありとても助かります。

ホームセンターで木材をカットしている場面
コーナンの木材カットサービス

こうやって木材をカットしてくれるのですが、硬い木材がスパっと切れて行く様子はいつまでも見れてしまいます。

【2段ベッドDIY】主な材料:コーススレッド

木材と合わせて買ってきたのが、こちらのコーススレッド(ねじ)です。

購入したコーススレッドの画像
コーススレッド

約500本入って500円位です。

とてもリーズナブル。

コーススレッドの特徴

強力な締結力を特徴とする木工用の木ネジ(ビス)の一種です。コーススレッドは一般的なネジとは異なり、尖った先端と、深くて幅広のネジ山を持ち、木材などの材質に自ら食い込みながら打ち込まれます。

コーススレッドは、スリムビスなどの一般的なビスとよく似たネジです。両者は共に尖った先端とネジ山を持つビスですが、コーススレッドはネジ山の深さが最大の特徴となっています。 コーススレッドのほうがより粗く深いネジ山を持っており、このネジ山が打込みたい木材の肉をしっかりと捕まえ、すばやく強固に締結することが可能です。釘などに比べて引っ張る力に強く、またねじのように下穴なくても木材に直接打込むことができます。インパクトドライバーなどで木材に打ち込んで締結するのによいでしょう。

モノタロウHPより

【2段ベッドDIY】 必要なのはインパクトドライバー

当時私が使っていたインパクトドライバーがこちら。

2段ベッドDIYに使用したインパクトドライバー
リョービ(現 京セラ)のインパクトドライバー

ドリルドライバーでも不可能ではないですが、これだけの量の木材にコーススレッドを打ち込むとなるとやはり大変です。

またこの時は、作業しているうちにパワー不足に陥ることがないように100V(充電式ではなくコード式)を使用していました。

2段ベッドを作るのに必要なモノはこれだけです。

もちろん、あった方が便利な道具は他にもありますし実際に私も使いました。

ただ使わなくても2段ベッドは作ることができます。

2段ベッドを作るのに必要なアイテムは

木材コーススレッドインパクトドライバーだけ。

2段ベッドDIYスタート

さぁ、材料が揃ったらいよいよ2段ベッドを作っていきます。

①ベッド部分を作っていきます。

完成したベッドがこちら。

完成したベッド部部の画像
完成したベッド部分

これを2つ作ります!

作業の流れはこんな感じで進めていきました。

ベッドフレームを作る

まずベッドの土台となる部分を作ります。

2×4材を図の様に配置ししました。

サイズ感は縦が約2000ミリ、横が約1000ミリで設計しました。

完成した時にはその上に布団やマットレスを乗せて寝ることになりますので重みに耐えられる様に中央に2×4材を入れてあります。

初めは子供が寝れれば良いかなと思ったのですが、どうせなら大人も寝れるサイズで作った方が使い道が広がると思ってシングルサイズの寝具が収まるサイズにしました。

この状態でもかなりの重さです。

これが後々めちゃくちゃしんどい思いをすることになるとはこの時は思いもしませんでした。

すのこ状に2×4材を並べる

上で作ったフレームに2×4材をすのこ状に並べていきます。この時、だいたい等間隔を空けて並べられる様にします。

計算の仕方は

A:全体の長さ

B:2×4材の幅(89ミリ)×並べる本数の値

A - Bで余白の値が出てきます。

余白をCとすると、C/(並べる本数-1)で出た値の分だけ間隔を取れば等間隔で並べることが出来ます。

この状態が1つのベッドの形となります。ここまでくると重量的には相当なものです。

持ち上げようとすると大人の男性でも1人だとキツいですね。今回は2段ベッドをつくるので、これと全く同じものを2つ作ることになります。

※図の縮尺はあくまでもイメージです。

大枠の四角い部分ができたら中央に補強の為の2×4材を1本取り付けました。

これがあるのと重さを受け止める力が全然違います。

四角い大枠ができたら次は、その上にすのこ状に2×4を並べていきます。

②四隅の柱部分を作る。

手順はこんな感じです。

ベッドの柱部分をつくる

この工程では、作ったベッドを乗せる柱部分を作っていきます。

まず下の段のベッドですが、床から少し浮かせた状態でセットする為にメインの柱に背の低い足となる木材を固定します。

私は200ミリの高さの2×4を組みました。

200ミリにした理由は、床の掃除をすることを考えると掃除機が入る高さを確保したかったのと、ちょっとしたものであればベッドの下に収納できる様にスペースを取りました。

これを四隅に配置するので全部で4セット作ります。

1段目を乗せる

いよいよベッドを乗せていきます。

まずは下の段から取り掛かります。

わかりやすい様にベッドの色を緑にしています。

柱に固定した背の低い足(紫の部分)の上に、ベッドが乗っかる様に置くことで下に掛かる重さをしっかりと床で受け止めることが出来ます。

こうすることで重さに耐えきれずに落下するということを防ぐことが出来るはずです。

実際に取り付けた後、大人が2人乗ってみましたがびくともしませんでした。

かなり頑丈な印象です!

2段目を乗せる

1段目のベッドが足の上に乗ったら、同じ要領で2段目を乗せていきます。

1段目のベッドの上に、2段目のベッドを乗せる足を固定します。

今回は90cmの高さの足を乗せることにしました。

90cmにした理由は、起き上がった時に頭をぶつけない高さにすることはもちろんですが

大人が一段目に座った時に頭の上に十分な余裕を取る為です。

やっていることはそんなに難しくないのですが、ベッドの重さが相当なので足の上に乗せるの作業が少し大変でした。

2段目が乗ったら7~8割完成といった感じでしょうか。

【2段ベッドDIY】支柱による強度対策

1段目のベッドを載せた支柱の写真がこちらです。

この足で重さを受け止める事が出来ます

1段目を無事柱に固定した画像がこちらです。

2段ベッドDIYの作成経過画像

2段目に取り掛かります。

四隅の柱に足を固定してく訳ですが、一段目のベッドを取り付けたことによって柱4本がベッドに固定されているので作業は結構簡単です。

この時の足の高さは900ミリに設定しました。

900ミリにした理由は幾つかありますが、1番の理由はベッドに座った時に頭がぶつからない高さにしたかったからです。

ここまでの出来栄えはなかなかのものではないでしょうか。

2段ベッドDIYの作成経過画像

今のところおかしな隙間もなくそれぞれのパーツはしっかりと密着している様です。

木材と木材の間に隙間が出てしまうとぐらつきの原因になってしまうので作業する時も何回も確認して固定していました。

組んだばっかりのベッドに子供と一緒に登ってみました。

DIYした2段ベッドに登った場面

まだハシゴもないので文字通りよじ登ることになりましたが、登ってみると結構高くて子供は少し怖がっていました。

そんな子供もすぐに慣れてきてはしゃいで遊んでいましたが、上のベッドに乗って体を動かしてもベッド全体はどしっと構えていてくれて安定しています。

これだったらベッド崩壊の危険も無く安心して寝られるんじゃないでしょうか。

【2段ベッドDIY】ハシゴと柵

2×4材を繋ぎ合わせた階段状のハシゴ

2段ベッドのハシゴの画像

初めはシンプルなハシゴをベッドに固定しようと思っていましたが、垂直に伸びているハシゴを登るのは意外と大変で小さい子供がひっくり返りそうになりました。

なので階段状にして上りやすくしました。

こうすることでハシゴも独立することができるので好きな位置に移動することができます。

これが結構便利で、部屋の中でベッドの位置を変えたい時にハシゴの場所が固定されているとベッドの向きにも限定されてしまいます。

ハシゴの位置を気にすることなくベッドの向きを変えれられるので部屋の模様替えの時に好きな向きに移動できます。

必要最低限の柵

最後に、寝ている間に落ちない様に策を取り付けました。

上のベッドから落ちてしまったら大変なのでまずは上だけ。それも必要最低限な場所のみ。

ひとまず完成ということにしたいと思います!

完成した2段ベッドの画像

なお、2段ベッドはその後拡張されました。

状況の変化にあわせて進化したベッドはすのこベッドの作り方【2段ベッドをカスタム】の記事をどうぞ。

すのこベッドの作り方のアイキャチ画像
すのこベッドの作り方【2段ベッドをカスタム】

以前2段ベッドをDIYしました。快適に使っていましたが子どもたちが成長してベッドが狭くなってきました。そこで3段目となる「すのこベッド」を作りました。
「2段ベッド」や「すのこベッド」のDIYに挑戦したい方は是非読んでください。

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2段ベッドのDIYに、あったら便利なアイテム

  • コーナークランプ
  • 木ダボとダボ用ノコギリ
  • 竹用ドリル
  • サンダー

これらのアイテムがあれば

2段ベッドDIYに関わらず、木工DIY全般がより楽しくなるのは間違いありません。

よければ参考にしてみてください。

コーナークランプ

木材を直角に接合するのは結構難しいです。

片手で木材を抑えながら、もう一方の片手でインパクトドライバーを操作するのは慣れていないと大変です。

そこで活躍するのがコーナークランプ。

しっかりと90度に固定してくれるのでインパクトドライバーの操作に集中できます。

木ダボとダボ用ノコギリ

コーススレッドのネジ頭が剥き出しのベッドはやはり気になるので隠したい所です。

コーススレッドを打ち込む場所にあらかじめ穴を開けておき、コーススレッドを打った上に木を埋めてネジ頭を隠します。

そうすることで見た目にも、安全面にも安心です。

竹用ドリル

木ダボを埋める穴を開けるドリルです。

とにかく綺麗に穴を開けることができるので竹用ドリルは本当におすすめです。

実はこのベッドを作る時はDIYを始めたばかりで竹用ドリルの存在を知りませんでした。

今、竹用ドリル無しでは木工DIYはあり得ないと思うほど重宝しています。

竹用ドリルを使って竹灯篭を作りました。

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サンダー

木材の表面を整えてくれます。

チクチクザラザラのベッドの上には寝たくありません。

サンダーで表面をツルツルサラサラにした方が気分もいいし、安全です。

小さいおもちゃ作りのDIYにチャレンジしたい方は「 誰でも作れる木製おもちゃ【赤ちゃんが喜ぶクルマ】 」の記事をどうぞ。

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